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くろまろ塾

大学連携講座-桃山学院大学編-を受講しました。

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2019年07月05日 20:00 |

 

こんにちは!くろまろ塾運営ボランティアの村上です。
「大学連携講座-桃山学院大学編-現在の世界経済と日本(全5回)」を受講しました。その第一回、「①<ヨーロッパ>「景気停滞とナショナリズム高揚の危機」の報告です。
開催日時:2019年6月27日14:00~15:30 開催場所:キックス・大会議室

令和時代最初の台風来襲!?の中、受講者40名は熱心に講座に耳を傾けました。

中野先生

 

講師;桃山学院大学経済学部・学部長「中野 瑞彦」教授。
中野先生は、「銀行論」、「国際金融論」を専攻、「銀行業務の多角化と金融システム安定化のための課題」等を研究され、『Financial Crisis and Bank Management In Japan 2000-2016』等、この方面の著書、論文等を多数発表されています。

平成の時代、「日本経済はバブル経済の絶頂から低成長時代へと大きく変貌」しました。しかし、このことは日本に限ったことではなく、世界的な現象です。近年、グローバル経済から保護主義経済に逆戻りしそうな様子も見せ始めています。
今回の講座は正にこのような時代に即したなかなか興味深い講座でした。

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世界経済の喫緊の課題は英国のEU離脱問題です。
講座ではこの課題の波及する事をかなり詳しく説明して頂きました。
本ブログではその中で下記に絞って報告させて頂きます。

・①世界に溢れている780万人の難民はどこへ行くのか?
・②ヨーロッパどうなるのか?
・③日本にどう影響するのか?

①それでは、ヨーロッパを中心に各国が受け入れている移民から話しを進めます。

主だったヨーロッパ諸国は国民総人口の10%以上の移民を受け入れています。
EU加盟国全体で5,885万人にもなります。なお、日本はわずかに238万人です。

 

アフリカ、中東地域の難民の流れは、トルコ、イタリア経由→ヨーロッパが主な流れです。

難民は経済的に豊かな国への移民を希望します。その理由は、仕事があるからです。
その結果、難民を受け入れている国の失業率は高くなります。次表を参照。
そして、若者をも巻き込んだ「移民受け入れ反対運動」が起こるのです。
過度の反対運動となれば、社会不安にまで繋がるでしょう。
英国のEU離脱はこの運動を助長することになるでしょう。

 

②それでは、「ヨーロッパはどうなって行く」でしょうか?

やはり、イギリスのEU離脱の成り行きが大きく影響するでしょう。
ヨーロッパは第2次大戦後、チャーチルが打ち出した「欧州合衆国構想」に端を発して、1967年の「欧州共同体(EC)」が発足、1993年にはマーストリヒト条約発効により、「欧州連合(EU)」と繋がりました。
しかし、現EUは「経済政策の一元化」を求めませんでした。そのため、各国間の経済格差が助長され、各国間に不満が生まれることになりました。

そして、近年、各国にナショナリズムを強調する政治集団も生まれ始めました。
その一つが、英国のEU離脱に関わる政治問題です。

ヨーロッパの大方の国は、現在のEU体制維持に努めるであろうが、その一方、自国のナショナリズムの高揚とも向き合わねばならないでしょう。

③最後の項目です。それでは、「日本に、どう影響する」でしょうか?

・日本の貿易相手地域の比率は下記の通りです。
総輸出82兆円に占める各地域の割合:アジア;55% 北米;20% 西欧;12%
総輸入83兆円に占める各地域の割合:アジア;47% 中東;13% 西欧;13%
モノの貿易収支は、日本の赤字1.0兆円です。
日本の対西欧の主な相手国は、ドイツ、イタリアです。
その主な貿易品は自動車・医薬品・バッグ類です。

・現在の日本から西欧への直接投資は対アメリカの約70%です。
・貿易相手国の上位3国;英国・オランダ・オーストリアです。
・今後、本社、生産拠点を英国から他のヨーロッパ国に移す企業が出てくるでしょう。
・その理由は、企業としてEU内に残る事を選択するからです。
・EUの混乱により、日本のヨーロッパに対する直接投資が後退する可能性もあります。

・現在、西欧を経由するマネー(オイル・ダラーなど)の動きは活発ですが、英国ロンドン・シティからパリないしフランクフルトの市場に移動する可能性があります。
・そして、EUの混乱がユーロの不安定化にまで繋がれば、世界経済全体は間違いなく混乱する恐れがあります。

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以上が講座の概要です。
現在の世界経済の拠点(アメリカ、中国、日本、ヨーロッパ)の一つでもぐらぐらとすると、世界経済に種々の大混乱を与えるでしょう。
それを避けるためにも「G20」のような世界会議が重要なのであろう。

受付、司会を担当して頂いたくろまろ塾運営ボランティアの皆さま、お疲れさまでした。

以上

認知症の診断から治療まで

キックス スタッフ2019年07月04日 13:00 |

皆さまこんにちは。キックススタッフです。
梅雨が来ない、梅雨はどうした、今年の梅雨は中止になったのか・・・。
そんな風に思っていたところ、7月に入るなり連日の雨模様。
別に気にしてた訳じゃありませんが、いつもより遅くなると少し気がかりになるような、ならないような・・・。決して気にしてた訳じゃありませんよ!

さて、7/5(金)より、新しい講座の受付が始まります。
超高齢社会へと突き進む日本にタイムリーな内容でございます。

医療連携講座-大阪南医療センター編-
「認知症の診断から治療まで」~超高齢社会を生き抜くために認知症をもっと知ろう~

認知症について、特に説明やたとえ話は必要ないことでしょう。
それほど今や社会に浸透している病名です。
身近な認知症。専門のドクターがわかりやすくそのメカニズムを紐解きます。

7/5(金)9:00より受付開始です。
インターネットからのお申込みはこちら>>>

皆さまのご参加をお待ちしております。

「メリー・ウィドウが描かれた時代背景」を受講しました。

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2019年06月19日 14:00 |

皆さん、こんにちは。くろまろ塾塾生の西岡です。
皆さんはオペラやオペレッタを観に行ったことがありますか?
歌が中心のオペラに対して、オペレッタは、歌あり・セリフあり・ダンスありの基本的には喜劇です。
オペラより、気軽に観ることができる感じがしますね。出演者もオペラの方が高位にある感じですが、スキルの高さはオペレッタの方が求められるようです。どちらもクラシック音楽が基本です。今回の講師はオペラ演出家の唐谷裕子先生です。

本講座では、『メリー・ウィドウ』の原作が書き下ろされた時代(1861年)やオペレッタとして初演を迎えた時代(1905年)の頃に焦点をあててお話しくださいました。そのころの世相、つまり世界は戦火の中にあったこと、当時の日本の動きも紐解きながら、なぜこのメリー・ウィドウが大当たりし、100年以上経った今も人気があるのかを解説いただきました。演出家としてのお話なので、オペレッタの魅力が、お話の端々にちりばめられていました。このオペレッタを一度観てみたいと思った受講者も多かったのではないでしょうか。

『メリー・ウィドウ』の作曲家フランツ・レハールについても詳しい解説がありました。チェコのプラハでドボルザークに出会い作曲の才能を認められたことや、ワルツ『金と銀』の作者でもあること、妻がユダヤ人でありながらヒトラーのお気に入りであったことなど、初めて知りました。

「メリー・ウィドウ」のあらすじは、莫大な財産を持つポンデヴェドロ国のハンナと言う未亡人に、同国のダニロと言う男性と再婚させて、財産が国外に流出しないようにします。途中様々な出来事や、素直になれない二人があり、何度か揉めますが、結局二人は無事結ばれ、ハッピーエンドでオペレッタが終わります。

金融資本家が登場した1900年当時、文化の中心はパリにありました。講座を受けてみて、人間の本質である金銭や大人の恋愛など、現代に通じる世相がすでにその頃からあり、変わってないのかなと感じさせられました。
この7月13日(土)、14日(日)に、本作品のオペレッタが河内長野(ラブリーホール)で観られます。皆さんも、この機会をお見逃しなく。(^o^)/

 

また、会場後方にて関連図書も紹介されました。

 

最後にいつも活躍してくださっているくろまろ塾ボランティアの皆さんお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

「関節リウマチのトータルマネジメントケアについて」受講しました!

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2019年06月15日 17:00 |

開催日時:令和元年6月5日14:00~15:30 (キックス・イベントホールにて)

ご無沙汰です。くろまろ塾運営ボランティアの村上です。
新元号「令和」の時代になり、何となく心が弾んでいます。同時に「平成の時代は戦争がなく、安堵しました」との先の天皇のお言葉に感慨深いものを感じたりもしています。

今回は「関節リウマチのトータルマネージメントケアについて」を受講しました。講師は大阪南医療センターの吉田 祐志 先生です。

吉田先生は大阪大学医学部博士課程(医学博士)を終了後、大阪大学大学院(医学系研究科)、アメリカのWeill-Cornell University、Rockefeller University、大阪急性期総合医療センター等での研究を経て、平成30年4月より、大阪南医療センターリウマチ膠原病アレルギー科医師として勤務されています。

吉田 祐志 先生

「関節リウマチ」は、よく耳にする病気です。講座ではかなりきめ細かく話して頂きましたが、このブログではそのエッセンスのいくつかをご紹介できればと思います。

さて、「関節リウマチ」は原因が今なお不明な病気であります。免疫の異常により複数の関節に炎症が起こり、さらに進行すると軟骨/骨をおかし、関節破壊、変形が起こってきます。男性より女性に多発するのも特徴です。しかも、働き盛りの年代層に発症し易い病気であります。

〇発病男女比率 1:3~5 〇好発年齢 30~50歳

「関節リウマチ」の発症は、環境因子、遺伝因子の影響を受け、関節の炎症、免疫の異常を引き起こします。そして、関節炎、さらにその他の合併症に繋がります。

「関節リウマチ」を発症すると、骨の破壊が起こります。なお、炎症は関節を覆う骨膜で起こります。そして、関節破壊は図のように進行します。

それでは、「関節リウマチ」の診療科は・・・? 図にも示す通り、リウマチ科、整形外科、内科等、総合的な診療が望まれます。病院側の体制として、大阪南医療センターの「関節リウマチにおけるチーム医療」も参考願います。

「関節リウマチ医療」には、下記のようなことが配慮されています。

①関節破壊の進行を抑制、日常の生活機能を維持し、同時に感染症、合併症にも対応する。

②リウマチ医療は患者と先生がともに決めるべきである。

③最も重要なことは、長期にわたる治療の間も生活の質を良好に保つ。

④治療ゴールの達成に最も重要なことは、関節の炎症をとめること。

 

簡単に言うと下表のようなことになります。

「関節リウマチ」の治療には、薬剤療法、手術療法、ペインコントロール、合併症対策などあります。

最も汎用な治療である「薬剤治療」をちょっと詳しくご紹介します。
「関節リウマチ」の治療薬には「JAK阻害薬」、「生物学的製剤」、「ステロイド」、「MTX」があります。

それぞれの薬剤の特徴は・・・・・!

「MTX:メトトレキサート」は

1.よく効く、長く続けられる

2.寿命を延ばすと証明されている:基本治療薬である

3.週1~2日:医師が指示した日だけ飲む

4.週2~4錠で開始。最大週8錠まで(個人差があるので採血結果を見て増量)

5.開始前:結核暴露歴の検査・胸のレントゲン・肝炎ウイルス検査などが必要

 

 

「ステロイド薬」は

ステロイド薬の良い点 ステロイド薬の悪い点 ステロイド薬の注意点
1.炎症を抑え、腫れや痛

みをとる

2.速効性で効果が強い

3.妊娠中も使用可能

4.腎臓、肝臓の負担少

1.感染症のリスクが高

2.骨粗鬆症になり易い

3.糖尿病になり易い

4.関節破壊の防止効果が乏しい

1.自己調節しない。勝手に中止しない。

2.医師の指示通り計画的に減量する。

ステロイドは炎症を抑える

補助の薬として、初期に抗

リウマチ薬と併用して最小

限で使用すること

 

 

「生物学的製剤」は

1.生体内の悪い物質だけに効くように設計されている。

且つ、生体内に存在するような形で作った薬(タンパク質製剤)

2.いずれの生物的製剤も非常によく効く。

50~90%の人に有効

15~50%の人に寛解

3.しかし、高い!!

 

「生物学的製剤:JAK阻害薬の光と影」とは

<JAKという酵素を阻害し、免疫反応に関わるサイトカインの働きを抑えることで関節リウマチの症状を改善する薬>

・優れた臨床結果が得られている

→疼痛/骨破壊の抑制  ADLの維持/改善

・しかしながら、薬価は高い!!

・感染症に注意が必要! → しかし、一番の感染リスクはステロイド!

・原因治療ではない → 長期の使用が必要 → 近年は減量の研究が進んでいる!

 

 

薬の副作用

 

薬の効能比較

 

「関節リウマチ」の薬物以外の治療
・患者の病気の理解(教育・学習)
・リハビリ
運動で骨は新陳代謝する(古い骨を吸収、新しい骨に置換)
使わないと筋力も低下
活動性が高い時:安静中心で機能を保つ程度のリハビリを行う
活動性が低下したら、徐々にリハビリを増やしていく
リウマチ体操:インターネットで動画が見られる

・手術
人工関節置換術(ひざ・股関節・ひじが主)
関節固定術(首・手首・足首が主)
関節形成術(外反母趾・うち指など)

リウマチ治療の目標
QOL(Quality of Life)の向上
→ ・疼痛緩和 ・関節破壊の抑止 ・生命予後の改善

この後、講座は妊娠中の影響、平均寿命と健康寿命など多方面に続きましたが、本ブログではここまでとさせて頂きました。

ちょっと意外な事でしたが、「関節リウマチ」は原因も分からず、完治もしない病気です。それだけに、早期発見、継続して治療に努めることが大切であると学びました。

最後にちょっと意外なお話しをもう一つ
あの有名なルノワール、ノーベル、アガサクリスティ(英国の推理小説作家)も
関節リウマチを病んでいたとか・・・。それでも、立派な人生を送りました。

吉田先生、色々と多方面からの講座、ありがとうございました。

 

司会、受付を担当して頂いたくろまろ塾運営ボランティアの皆様、お疲れさまでした。

おわり

摩訶不思議!食虫植物を研究しよう!

キックス スタッフ2019年06月03日 09:00 |

皆さまこんにちは。キックススタッフです。
昨日に引き続き、「親子で学ぶ」シリーズのご案内です。

特別講座 親子で学ぶ植物学 摩訶不思議!食虫植物を研究しよう!

6/28、7/10開催の特別講座「植物の生命」と同じく、咲くやこの花館の館長が
「食虫植物」の実物を紹介しつつ、楽しく講義いたします。
見た目も不思議、でもその生態はもっと不思議な食虫植物たちに会いに来てみませんか?
皆さまのご参加をお待ちしております!

6/5(水)9:00より受付開始です。インターネットからのお申込みはこちら>>>

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