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2019年 3月

医療連携講座「生活習慣病と慢性腎臓病」を受講しました。

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2019年03月26日 18:00 |

みなさま、こんにちは!

くろまろ塾運営ボランティアの後藤です。よろしくお願いします。

3月は医療連携講座・大阪南医療センター編が2講座予定されています。

まずは3月15日に「生活習慣病と慢性腎臓病」、そして3月19日に「身体に優しい心臓・大血管手術」です。

第一回目「生活習慣病と慢性腎臓病」をレポートさせていただきます。

講師の安東豊先生は、大阪大学医学部を御卒業ですが、広島出身で小学生の頃から広島カープファンだそうです。タイガースには悔しい思いをしてきたが、ここ3年楽しいとおっしゃって、会場の数多くのタイガースファンの苦笑で講座が始まりました。

先生は5年前に肝臓の4分の1を手術で取る大きなご病気をされ、その後も入退院を繰り返されたそうです。「病気をしても悪いことばかりではない。病気で不安になる患者さんの気持ちがわかるようになった。家族に支えられ、仕事は周りの人に支えられていることがわかった。」とおっしゃるのを聞いて、気持ちのやさしい、患者さん思いの先生に違いないと思いました。

一昨年放送されたNHKスペシャル「人体」の第1回目が「腎臓」でした。一見マイナーな感じのする腎臓が、実は人の寿命を決めるという内容だったと紹介されて、録画したままだったのを慌てて探し出して観ました。腎臓が体内情報ネットワークの要で、人体の司令塔であり、健康長寿のカギを握っているとのことで、改めて講座の内容が深く理解できたように思います。

 1991年、生まれて直ぐから人の老化によく似た症状が出て、早死してしまうマウスが見つかり、どうしてそうなるのか詳しく調べると、クロト-(Klotho)と名付けられた遺伝子が欠けていることがわかったそうです。クロト-とはどんな意味かなと思い、調べてみるとギリシャ神話の「生命の糸」を紡ぐ女神クロト-に因むようですが、研究された黒尾先生のお名前も入っているのでしょうか。

研究を進めるうちに、クロト-遺伝子が欠けたマウスは老化が加速していると同時に、身体中に「リン」が貯まっていることがわかりました。クロト-遺伝子は、余分なリンを腎臓から排泄するのに必要な遺伝子だったのです。マウスをリンの少ない食事で育てると長く生きたことから、「リンが老化を加速する」と考えられるようになりました。寿命の長さが、身体の大きさではなく血中リン濃度で決まることも分かってきました。血中リン濃度が低い動物ほど長生きするのです。

人でも体にリンが貯まってしまう病気があります。「慢性腎臓病」です。血中リン濃度が高くなり、心臓病や脳卒中を起こしやすくなり、最終的に人工透析が必要になり、寿命が短くなります。

腎臓ってどんな臓器なのか、腎臓って何をしているのか?を教えていただきました。

今年は3月12日(土)が世界腎臓デイだったそうで、梅田でもイベントがありましたが、キャラクターは腎臓の形をした「そらまめくん」です。

心臓から1分間に押し出される血液は5リットルですが、その内の1リットルは腎臓に流入し、糸球体と呼ばれる濾過装置で濾過され原尿になります。

糸球体は、毛細血管が毛糸の塊のように見えていますが、腎臓1個に100万個もあります。

腎臓が悪くなると、糸球体がつぶれて機能しなくなり、尿に赤血球や蛋白が出たり、GFR(糸球体濾過量)が減ったりして、CKD(慢性腎臓病)と診断されます。

糸球体毛細血管内部の写真を見ると、濾過するためのたくさんの小さな穴とそれよりもずっと大きな赤血球がわかります。身体にとって大事な赤血球や蛋白は正常なら濾過されません。濾過されて尿に出るということは、濾過装置(腎臓)がおかしいということです。

血尿に関しては、目で見て赤い尿は膀胱や尿管に異常があり、目で見て正常なのに検査で引っかかる時は腎臓に異常があるということも教えていただきました。

腎臓の働きが思っていた以上に多岐にわたることには驚きました。尿を作る以外にもホルモンを作る働きがあることを、今回初めて知りました。

赤血球を作るエリスロポエチン、血圧を上げるレニンや、ビタミンDを活性化し血中カルシウムを上げるホルモンを腎臓が作っていることは、まさに腎臓が体内ネットワークの要であると言って過言ではありません。

以前は、透析治療をすると貧血になり、輸血を繰り返してC型肝炎になることが多かったそうですが、先生が研修医の頃ホルモン製剤が出来て輸血しなくてもよくなったそうです。

腎臓が悪くなると骨が脆くなることも初めて知りました。

日本の透析患者数は2016年で約33万人だそうです。糖尿病が進んで透析が必要となる人が半分で、高齢化が進み、高血圧からじわじわと腎臓を悪くする人も多いそうです。身近にも50代で透析治療を始めた親類がいますが、週3回病院に行って、1回に4~5時間かかる治療は会社に勤めながらでは大変そうです。

福生病院で40代の女性が透析治療を中止するという選択をして、その後死亡したという報道があったばかりです。透析治療が命に直結する治療だと改めて考えさせられました。

腎臓病は長い間症状が出ないまま進行し、症状が出たら末期で透析が必要という病気だそうです。

定期的に検査を受けることが必要です。

腎臓病にならないためには?ということで、塩分・タンパク質・プリン体控えめの食事、太り過ぎに気を付けて、適度な運動、禁煙を挙げられました。

先生は、お天気の良い日は八尾から自転車で1時間20分かけて通勤されているそうです。

しっかり食べて、しっかり運動!です。

講座後の質問にも一人一人丁寧に答えてくださいました。

「リン」の多い食品は?という質問がありましたが、乳製品と、添加物に多いので加工食品には多く含まれるとのことでした。タンパク質が多いとリンが多いそうです。炭酸飲料やビールにも注意です。

 

安東先生、最先端の「腎臓の話」をお聞かせいただき、ありがとうございました。

いつまでもお元気で、患者さんのためにがんばってください。

 

 

最後にボランティアのみなさま、お疲れさまでした。

 

 

 

 

大学連携講座-高野山大学編-を受講しました。

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2019年03月05日 14:00 |

皆さん、こんにちは。くろまろ塾塾生の西岡です。高野山大学連携講座第5回目【仏教における慈悲】を受講しましたのでレポートします。

今回は、前谷 彰先生の講座でした。ベレー帽に眼鏡の先生は一見、手塚治虫先生にみえ漫画の『ブッダ』を思い出しました。

さて、私たちは、「慈悲」の意味をほとんど知らないと言ってよいのではないでしょうか。

前谷先生のご専門である「サンスクリット語」と「大和言葉(やまとことば)」そして「言霊学(ことだまがく)」を総動員して解説頂きました。

大和言葉で「いつくしむ」とは、「意を尽くす」のことです。安易にやさしいだけではなく、「意」=「こころ」を尽くすこと。母親が子どもを育てるときのように「いつくしむ」のが本来の意味です。日本語って素敵ですね。

そして、「慈悲」の意味とは、自分の幸せだけではなく「いのちあるものすべてが幸福であれ」と願うこころの有りようのこと、との事です。漢字からは、意味がとりにくいですが日本語の「いつくしむ」の方が腑に落ちるのではないかと思います。「慈悲」は、仏陀の教えの中で最も大切なことだと、先生の訳・解説の著書『ブッダのおしえ ~真訳スッタニパータ~』(講談社)にも記されています。これまで仏陀の教えを、漢訳の経典からは腑に落ちないでいた経験をお持ちの方は、語源から解き明かす本書を紐解いてみることを、お薦めします。

最後に、先生から弘法大師空海のお書きになった『般若心経秘鍵』を音読すること、および訓読みでの『般若心経』を味わってみることをお薦め頂きました。日本語の原義を意識しながら「いつくしみ」の心を育んで行きたいものですね。

さて、次回の大学連携講座-高野山大学編-も前谷先生による「仏教における非我」がテーマです。楽しみですね。

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受付、司会を担当して頂いたボランティアの皆さん、お疲れさまでした。

これからのエネルギーについて考える

キックス スタッフ2019年03月01日 09:00 |

大学連携講座-大阪府立大学編-「これからのエネルギーについて考える」

皆さまこんにちは。キックススタッフです。
いよいよ3月、年度末が訪れました。
今日はとてもよい気候、春らしいぽかぽかした陽射しが気持ちいい日です(^^♪

さて、4月開催の講座をご案内いたします。
昨今流行りの、そして私たちの生活に欠かせない「次世代エネルギー」についてのお話。
エネルギーに関する技術・研究は本当に日進月歩で、いつも驚かされます。
限りある化石燃料や環境の問題など、タイムリミットがひたひたと迫っているエネルギーの課題。
今はどんな状況なのか、ぜひ知っておきたい話題です。

3/5(火)より、電話もしくはインターネットにて受付開始です。
インターネットからのお申込みはこちら>>>
皆さまのご参加をお待ちしております。

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