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くろまろ塾運営ボランティア

高野山大学連携講座「弘法大師と高野山」(4回シリーズ)が始まりました!

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2018年02月03日 20:00 |

皆さん、こんにちは!くろまろ塾運営ボランティアの後藤です。
初めてブログ投稿します。よろしくお願いいたします。

1月26日(金)第一回目「弘法大師空海の生涯I 入唐前の軌跡」の講座が開催されました。雪の舞う寒い日でしたが、大人気の高野山大学連携講座とあって今回も大勢の方が参加されました。講師は、高野山大学文学部密教学科助教 櫻木 潤先生。昨年6月に出家されたそうで、「パンフレットの写真と違いますが、同一人物なのでご心配なく。」とおっしゃって、和やかな雰囲気の中で講義が始まりました。

先生は仏教史がご専門で、高野山大学の先生になられて3年目だそうです。「歴史学者として、空海のことをお大師さんと呼ぶことはしない。」と決意されて高野山に上がられたそうですが、いつの間にか周囲の方たちと同じように親しみを込めて「お大師さん」と呼ぶようになられたそうです。高野山では、「お大師さん」は信仰の対象ではなく、隣におられるお方への親しみの「親仰」ですとおっしゃられたので、お遍路の「同行二人」の「お大師さん」なのかなと自分なりに納得しました。ちなみに私は「お大師さん」のお生まれになった讃岐国の出身です(余分な事ですが・・・)。

さて、弘法大師空海の生涯ですが、遣唐使として唐に渡るまでの軌跡は手がかりが少なく、謎に満ちています。宝亀5年(774)佐伯直田公の子として讃岐国多度郡で誕生。幼名は真魚。この史実も、生年は何年なのか論争があったそうです。年代を確定できたのは、空海自身が40歳(数え年なので実際は39歳)の時に詠じた「中寿感興詩」が最澄自筆書状「久隔帖」により813年11月ごろにつくられた事がわかり、そこから逆算したのだそうです。歴史学者さんは計算も得意なのですね(笑)。なんて冗談はさておき、「歴史学」の手法はあくまで史料に基づいて歴史的真実に迫っていくものと教えていただき、歴史って、こんなに面白いものだったのかと気付かされました。この歳になるまで気付かなかったのが、ちょっと悔しいところですが・・・。

「余、年、志学にして外氏阿二千石文学の舅に就いて伏膺し鑚仰す。二九にして槐市に遊聴す。・・・」
空海自身の著述『三教指帰』序ですが、先生の的確で分かりやすい解説を聞くと自分で読めたような気になりました。よく通る声で熱心に語って下さった櫻木マジックなのでしょうか?
 15歳で、母方のおじ阿刀大足について本格的に勉学を始めたこと(志学=15歳のこと)
 18歳で、大学に入学したこと(二九=18歳のこと、槐=エンジュの木・中国では学問をする所に植えられたので、槐市で大学の意)
 あるお坊さんに出会い虚空蔵聞持の法を授けられたこと・神秘体験を得たこと
 24歳で、出家の宣言書といわれる『三教指帰』を著したこと・・・現在では24歳で執筆したのは『聾瞽指帰』で、唐から帰国後改訂したのが『三教指帰』との説が有力だそうです。

空海の前半生、入唐前の軌跡で明らかなのは、わずかこれだけですが、今回の講義では母方のおじ阿刀大足に焦点を当てることで、桓武天皇ファミリーとのつながりが見えてきました。
人生最初の師、母方のおじ阿刀大足は桓武天皇の皇子伊予親王の文学(教育係)でした。文学というのは親王家に一人しかいない(内親王家にはいない)当代一流の碩学です。この阿刀大足を通して、空海は桓武天皇と有力な皇位継承者伊予親王の人脈に連なっていた可能性が高いそうです。
桓武天皇には皇子が大勢おられて、皇位継承をめぐって韓国ドラマさながらのドロドロした争いがあり、桓武天皇の死後、平城天皇―嵯峨天皇―淳和天皇と天皇が代わるたびに空海も大きな影響を受けました。空海が唐から帰国後3年間も九州に留め置かれたことも、桓武天皇の世ならありえなかったことだそうです。
当時、官僚の子弟は大学に入り学問を修め、天皇に仕えて国を支える官僚になるという道を進むのですが、空海は大学に入ったのち、あるお坊さん(一沙門…「一人の沙門」と読むか「ある沙門」と読むか?解釈が分かれるそうです。)と出会います。虚空蔵聞持の法を授けられ神秘体験を得て、官僚としてではなく仏教によって国の役に立とうと模索することになるのですが、その道は困難を極めていたようです。

今回の講義は、空海が31歳で遣唐使として入唐するまでの前半生でしたが、「史料を読み解く」ことでこれまでほとんど知らなかった空海の人物像が浮かび上がってきました。とても面白かったです。千年以上も昔、名門の生まれのエリート青年が後の世でいつまでも「お大師さん」と敬われる存在にどのようにしてなっていくのでしょうか?唐から帰国してからの後半生を知りたいと思い、次回の講義をわくわくして待っています。

次回は2月6日(火)第2回目「弘法大師空海の生涯Ⅱ 上は国家の奉為にして、下は諸の修行者のために」です。
今回の講座で配布された資料は、キックス3階の「交流サロン」で読むことが出来ますので、ご参加出来なかった方はご利用ください(コピーサービス有)。

以下に参加者の受講後アンケートでいただいた感想をご紹介します。
 大河ドラマを見るような内容でたいへん面白かったです。次回が楽しみです。
 今までは、伝説的な空海の話を数多く聞いてきましたが、今日の講座では納得できる真実の空海の足跡を知る事が出来、目からウロコでした。
 講師のフレッシュで納得のいく内容に感動しました。特に以前から分からなかった、お大師様のご誕生から入唐までの内容が本当に納得できました。今日は私の人生に光を得た日です。
 空海の実像が少しでもわかって良かった。歯切れの良い話し方で聞きやすかった。

最後に、今回もくろまろ塾運営ボランティアの仲間が司会、受付やアンケート回収に活躍してくれました。
お疲れさまでした!! (^o^)/

「学位授与式・特別講演会」が開催されました!

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2017年11月28日 10:00 |

皆さん、こんにちは。くろまろ塾運営ボランティア広報担当の西岡です。
11月21日(火)、平成29年度のくろまろ塾学位授与式および特別講演会が開催されました。
■学位授与式

本年で河内長野市民大学「くろまろ塾」も開講して6年目になりました。ご存知のように1万1千名にのぼる塾生が学ぶなか、既に83名という多くの市民の方々が学位を取得されています。今回、「市民博士」「市民修士」「市民学士」それぞれの学位授与されたのは以下の方々(敬称略)です。学位を授与された皆様、おめでとうございます。くろまろ塾で学ばれたことを活用され、一層ご活躍されることをお祈り致します。

・市民博士(600単位取得):北之橋貴美枝、柿本義徳、西田美恵子、塩田洋三
・市民修士(400単位取得):横山豊、中村詔次、杉村昭、蜂谷陽一
・市民学士(200単位取得):井上浩、築島肖吉、橋本安敏、篠木二郎、竹原ますみ、東野和夫、篠崎康史

■特別講演会 第一部「河内長野市のまちづくり~過去・現在・未来~」(河内長野市 島田智明市長)

河内長野で生まれ育った島田市長から、河内長野市のまちづくりについて、過去・現在・未来に分けて展望と共にお話を伺いました。過去のパートでは、戦後の河内長野駅周辺やニュータウン造成の先駆けとなった北青葉台の宅地に第一号となった一戸建てがぽつりと建った時の写真などが紹介され、懐かしい気分になりました。現在の河内長野市は森林が多く野外活動やハイキングなど自然を楽しめる奥座敷のイメージを想起する「奥河内」と言う新しいフレーズで売り出しています。犯罪発生率が低く安全で、文化の面でも全国15位の国宝・重要文化財などの文化財を保有、さらにはおいしい空気と水に恵まれています。一方で少子高齢化の進む河内長野市は財政状況が厳しい状況ですが、意外にも後期高齢者の比率はまだ高くありません。ただし、十年後にはかなり高くなりそうだとの事です。特徴は、「元気な学習意欲の高い高齢者が多い」ことです。未来の子ども達に残せるまちづくりとして、自然とふれあいながら屋外型英語村で英語シャワーを浴びることができる「奥河内英語村」の構想を説明して頂きました。道路についても、高速道路の実現をあきらめず、身近なところでは堺アクセス道路の整備に取り組んでいることなど、熱のこもったお話を伺うことができました。


市民からの質問に答える島田市長

■特別講演会 第ニ部「真田幸村公 九度山脱出、いざ大阪城へ!~六文銭は、キックス前を通った~」(講談師 旭堂南湖さん)

講談師「旭堂南湖」さんによる、「真田幸村公 九度山脱出、いざ大坂城へ!~六文銭は、キックス前を通った~」と題して講談を聴かせていただきました。九度山に引きこもっていた真田幸村が、どのようにして大坂城の秀頼公からの密使と会えたのか、そして厳しい監視の目をかいくぐりながら河内長野のキックス前を通って大坂城にはせ参じたのかを、講談ならではのテンポ良く、ユーモアたっぷりの語り口で演じられました。何でも、「その道中の河内長野の道端に追手の兜が落ちていたのを幸村が蹴とばした」これがこの会館キックスの呼び名になったらしい?とのこと(笑)。くれぐれも、他で云わんようにしてくださいね。(^_-)-☆

「芸術ってなんだ!?」-絵画から見える心の世界-

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2017年11月18日 21:00 |

皆さん、こんにちは。くろまろ塾運営ボランティア広報担当の西岡です。 11月14日(火)、いよいよ、教養講座(芸術編)が始まりました!
初回のテーマは「子どもの絵から見える心の世界」(講師:末延國康先生、元大阪芸術大学教授)です。雨天にも関わらず、芸術好きな多くの市民が受講しました。

■芸術ってなんだ!?
さて、皆さん「芸術ってなんでしょう?」今回の講座で末延先生は、生物の進化や人類の絵画への好奇心、子どもの絵の発達段階などの側面から、描かないではいられないと云うカタルシス(感情が解放され、気持ちが浄化する)、「表出する」「表現する」という切り口で様々な絵の作例と共に、語って頂きました。原始の時代、眼を持たない古代生物は、心で外界を見て(感じて)いました。人類初期の絵画であるラスコーの壁画は、本当は何を訴えかけているのでしょうか?
講座の中で、「風にも音にも色がある」と云う言葉が、様々な意味を内包しているようで心に残りました。講座を受けて、絵画による芸術とは「内面の表出」だと言えるのかも知れないと思うようになりました。受講した皆さんはどのように感じたのか聞いてみたいですね。

■子供の絵から見えてくるもの
子ども達に自由に何を書いても良いということで、絵を描いてもらうと、太陽や山(父親の象徴)、家やチューリップ(母親の象徴)、イヌやアリ(自分の象徴)などがよく登場します。そういう絵をよく観察すると、そこに描かれたモチーフの画面上の位置や向き、そして描かれた色によって、その子の心配や不安そして愛情欲求の強さなどが読み取れることを学びました。その子の状況とよくマッチしている事に驚きました。

■極限の絵画
最後に、死刑囚たちが描いた絵画をスライドで見せていただきました。悲惨な感じの絵画ではないのですが、深層心理に何があるのかを想像しながら見ると、死と対面している人たちの不安や心の叫びが、そのまま表出しているように感じられました。

■以下に市民受講者の感想をご紹介します。
・色々な心理状態を絵を見て推し量る事ができる。もう少し時間があればと思った。久し振りに緊張状態が、自身、もててありがたい。
・絵からどう読みとるか、どう読みとれるか、すごく興味深く聞けました。
・死刑囚の絵を始めて見ました。どの様な思いで描かれたのか思いをはせました。中学生の心の内を吐き出した絵の数々も初めて見ましたがとても良かったです。
・実際の絵を見れてよかった。学校では学べないような事も知れた。表現力のすごさが分かった。
・芸術ってなんだ!?生命の始まりから解き明かしていく語り口にいつのまにか、引きずり込まれていました。

■今回も、仲間(運営ボランティアスタッフ)たちが司会や受付に活躍してくれました。今日も一日お疲れさまでした。(^_-)-☆

「曼荼羅の仏たち」-海のシルクロード-

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2017年11月04日 09:00 |

 

皆さん、こんにちは!木々が少しづつ色づいてきましたね。
くろまろ塾運営ボランティア広報担当の西岡です。
11月2日(木)、大学連携講座―高野山大学編「密教の思想と芸術」の講座に参加してきました!今日のテーマは「曼荼羅の仏たち」(講師:松長恵史先生、高野山大学文学部准教授)です。今回も高い人気のため、イベントホールでの講座開催となりました。

■曼荼羅の仏たち
今回の講座は、前回の「曼荼羅の基礎知識」の続編として、同じく松長先生からお話を伺いました。前回は、弘法大師空海により密教の大切な法具として、中国から日本に伝えられた「胎蔵曼荼羅」や「金剛界曼荼羅」とはいかなるものなのか、それは「密教の悟り(真理)の世界」を仏像や法具や梵字などで表わされたものであることを学びました。


今回はその中に描かれている仏たち、如来、菩薩、明王、天といった多種多様の仏たちの特徴や働きについて細かく学びました。聞いたことはあるけど、知っているようで知らない事がたくさんありました。例えば観音さまは、女性だろうと思っていましたが、インドでは男性名詞とされている事。また、毘沙門天や大黒天など「・・・・天」と呼ばれる仏さまは、仏教に取り入れられたヒンドゥー教の神様だと言うことでした。また、印の結び方にも色々決まりがあることを学びました。

■密教って何?
密教は、仏教の発展形として七世紀後半にインドで成立した教えで、一般の人には理解できない方法で「聖なる世界」を示す秘密の教えです。密教を信仰する真言宗では、『理趣経』が毎日読誦されます。その正式名は『大楽金剛不空真実三昧耶経』と呼ばれます。この「大楽」こそがキーワードです。「大楽」は決して、大いに楽しむではありません。「大」は「かけがえのない、他と比べるものがない」の意味です。現代の科学文明は、ものを比べて劣っているものを切り捨てることにより進歩してきました。最近はそのことを見直す機運がすこしずつ増えてきているようですが、密教では皆さん一人一人のなかに仏が存在すると考えるのです。自分自身で見つけられると良いのですが…。(^-^;

■海のシルクロードとは?


国を超えて世界遺産に登録されている陸の交易ルートであるシルクロード、これに対し「バングラデシュ→マラッカ海峡→インドネシア→インドシナ→中国→日本」と続く海のシルクロードを通じて、陸路と同じように様々な物品や文化・芸術が伝えられて来ました。密教もその経路で伝わってきた形跡が色濃く残されていることが、松長先生の最新の研究で明らかになりつつあります。
ジャワ島にある世界最大級の寺院であるボロブドゥール遺跡は、正に巨大な立体的な曼荼羅を形作っていることを、仏像の形態や印の結び方から解ることを紹介いただきました。中国陜西省法門寺の宝函遺品やバリ島の密教についてもご紹介いただきました。インドでは消えてしまった密教の足跡が広く残されていることに改めて驚かされました。

最後に、昨日、高野山では気温が零下までさがり、今週末は紅葉の見ごろになりそうとのことでした。先生から電車は先の台風以降止まっていますが、ぜひ高野山にお運びくださいとのことでした。(^_-)-☆

■以下に参加者の受講後の感想をご紹介します。
・大変難しい演題でしたが、解りたいと云う願望が大きくなりました。
・曼荼羅の仏の他に先生の研究の貴重な資料、お話しを聞かせていただき有難うございました。
・前回、今回とも本来大変な難解な内容にも関わらず、とてもわかりやすく楽しく伝えてくださり楽しかったです。
・立体の曼荼羅の存在、インドネシアのヒンドゥー教は仏教に近いというのはサプライズだった。
・海のシルクロードの密教をはじめて知った。バリ島を旅し、教わった事を体得してみたいです。
・50才で国立大学文学部に入り仏教学を学ぼうと思ったのですが、実際にはサンスクリットとチベット語の学習に明け暮れ結局理解せずに終わりました。松長先生に学べるなら高野山大学にも行きたいと思います。

ノルディックウォーキング体験

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2017年10月19日 09:10 |

皆さん、こんにちは!スポーツの秋になりましたね。くろまろ塾運営ボランティア広報担当の西岡です。
10月17日(月)、大学連携講座大阪大谷大学編の最終回に参加しました!
最終回のテーマは「ノルディックウォーキング」です。(講師:宮内一三先生、大阪大谷大学スポーツ健康学科教授)です。


「ノルディックウォーキング」って何?普通のウォーキングと何が違うの?ノルディックウォーキングを体験してきましたので、レポートします。
「ノルディックウォーキングは、ポールを持って歩くだけ!」の年齢・性別を問わない簡単なスポーツです。普通のウォーキングで約1時間(4キロメートル)歩くと約280キロカロリー消費するそうですが、ノルディックウォーキングだと400キロカロリーも消費するとのことです。
しかも、酸素の摂取量が増え、さらに膝や腰への負担が少ない、至れり尽くせりのスポーツです。やってみると、手を大きく振るようになっている、歩幅が大きくなる、姿勢が良くなっていることに気が付きます。また全身の90%を使う運動になっていると云うことです。

先ずは準備運動

今回はイベントホールでの開催となりましたが、雨天にも関わらず多数の参加者と熱気でイベントホールが狭く感じられるほどの活気を感じました。ポールが必要ですが、廉価なものでも運動効果に大きな差はありません。皆さんも始めてみませんか?ただし、せまいところでポールを振り回したりしないように気をつけてくださいね!(^_-)-☆

様々なタイプのポール 皆で歩いてみましょう!


最後に、今回も市民ボランティアの仲間が受付やアンケート回収などで協力してくれました。
くろまろ塾運営ボランティアの皆さん、お疲れさまでした!! (^o^)/

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